研究テーマ1 |
Direct in vivo gene transfer によるインプラント周囲骨組織の再生 |
インプラント治療に関わる骨再生療法には、自家骨移植、GBR法など様々なものがあるが、いずれも外科処置を伴い侵襲が大きいことが欠点である。本研究おいては、非侵襲的な骨再生療法として、骨形成促進因子(BMP-2 など)の遺伝子導入の応用を試みる。BMP-2 などのプラスミドベクターを調製し、人為的に形成したラットの骨欠損部に注射投与により遺伝子導入した後、骨組織の再生について組織学的検索と分子生物学的解析を行い、その効果を評価する。また、ラット頚骨にチタン製のミニインプラントを埋入し、その周囲組織に遺伝子導入した後、骨組織の再生について組織学的検索と分子生物学的解析を行い、本骨再生療法の評価を行う。 |
研究テーマ2 |
再生医療を専修する教育プログラムの構築と実施 |
インプラント治療に関わる骨再生療法については、必ずしも正しく理解されていない。その理由として、インプラント治療自体が比較的新しい治療法で、日本では未だ確立した学問となっていなことがあげられる。本プロジェクトにおいては、申請者が積み重ねてきた経験を基に、「現代において必要とされているインプラント治療の基礎」を習得させる研修プログラムの構築を試みる。以下の2項目を今回のメインテーマとする。
- 口腔インプラント治療についての知識を確立するためのプログラムの構築
口腔インプラント治療を行うために必要な手技を習得するためのプログラムの構築する。 |