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HOME研究組織>石崎 明
■石崎 明
職名 教授
講座名 口腔機能構造学講座 口腔生化学遺伝学分野
研究テーマ1 骨髄由来間葉系幹細胞のホーミングメカニズムの解明と、その増殖・分化メカニズムの解明
 成体各組織に存在する幹細胞のうち、骨髄由来間葉系幹細胞は線維芽細胞、骨芽細胞、軟骨細胞、血管内皮細胞、平滑筋細胞などに分化し、各組織の再生時に働くとされている。また、このような間葉系幹細胞は、各組織の血管の周囲に散在すると考えられていることから、各組織中の間葉系幹細胞は骨髄由来の細胞が血行性に移動し各組織に定着(ホーミング)したものであることが予想されている。しかしながら、骨髄由来間葉系幹細胞のホーミングメカニズムやホーミング先ニッチ細胞によるこの細胞の増殖・分化制御メカニズムは明らかとされていない。この増殖・分化制御メカニズムを遺伝子レベルならびにタンパクレベルで明らかにし、個々の組織再生をテーラーメード型再生医療として確立するための基盤となる研究を推進する。
研究テーマ2 細胞増殖因子による口腔由来幹細胞の増殖・分化制御メカニズムの解明
 近年、歯髄や歯根膜などの口腔内組織中には間葉系幹細胞が存在し、口腔内各組織の再生に働くと報告されている。また、間葉系幹細胞による骨、軟骨、脂肪、筋肉などの組織再生に必要な幹細胞刺激に伴う遺伝子発現誘導について明らかにされつつあるところであるが、その全容が解明されたわけではない。特に、口腔由来間葉系幹細胞による血管系や神経系再生のメカニズムの詳細については不明瞭なままである。今回、我々は、全身の各組織再生に重要な役割を有し、各組織再生の現場で協調的または拮抗的に働く細胞増殖因子であるTGF-betaスーパーファミリーとFGFファミリーに注目し、これらの細胞増殖因子による口腔由来間葉系幹細胞増殖・分化制御メカニズムについて明らかとしたい。

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